あさま動物病院様(御代田町) カウンター・内装工事

あさま動物病院様より、カウンターと内装工事のご依頼を頂きました。

旧カウンターはスチールを使用したものでしたが年季が入っており、また、患者さん(ワンちゃん・猫ちゃん)がおしっこをかけてしまうため、下部に錆が広がっておりました。

既存カウンター画像

先生からのご依頼内容は

  1. 木製の温かみのあるカウンター
  2. 現在収納がしにくい為、収納計画も合わせ設計して欲しい
  3. 現在カウンター周りにおいてある小さな商品を展示したい
  4. お薬などのパンフレットを立てかけて置き、すぐにお客様に渡せるようにしたい
  5. ロボット掃除機がカウンターの下も掃除できるようにしたい
  6. おしっこが回り込まないよう工夫をしてほしい

と、動物病院ならではのご希望でした。

カウンター

動物病院も商業施設の一種であるため、素材はあえて、集成材(パイン)・ランバーコア(突板)を主体に、一部変化をつけるためタモ柾目の突板を使用しております。

弊社では一般のご家庭の家具のご注文には、家族のようにともに経年変化を楽しめる「無垢材・オイル仕上げ」を推奨しておりますが、商業施設の場合は「空調による乾燥」で起る木材の反り、割れなどのリスクを少しでも避けるため、適材適所で材料の選定をさせて頂いております。

天板は、アルコール消毒による白色化(白い変色シミ)を防ぐためアルコール消毒対応のウレタン塗装を行っております。他の部分についてもステイン着色の上ウレタン仕上げとなっております。

下部は、おしっこが回り込んで木部にしみこまない為、また、床面のゆがみに対応するためにもアジャスターをつけております。

バックヤードのOA用品などが目に入るとゴチャついて見えやすいため、商品棚と同じ高さで衝立を立てました。

商品陳列棚の裏面には、A4サイズの高さのパンフレットも立てられるパンフレット棚を授けております。落下防止に真鍮のポールを使用しポイントとしております。

商品陳列棚の下部は在庫収納となっております。棚はプリンターなどの機械類の取り換え作業の際に導線を確保できるよう、カウンターとの連結は行っておりません。

カウンターはキッチンのように様々な文具や、書類、在庫商品など、収納するモノが沢山あります。

「収納は後で考えれば大丈夫!」

とついつい考えがちですが、設計の段階で市販されている収納用品を活用した計画をしておくことで、せっかくの収納空間を無駄なく活用できます

今回はあらかじめご依頼を頂いたことで、既存のモノの量を落とし込んで計画させていただきました。(※設計費+αの費用が生じております)

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施工後、原先生から、

「お客様にも木の感じが優しくて良い」

「パンフレットなどとても扱いやすくなった」

と、うれしいお言葉を頂きました!

ありがとうございました。

※内装施工については「50代からのリフォームと福祉住環境整備 寄り添う木」にて記載させていただいております。合わせてごらんくださいませ。

寄り添う木:リフォーム報告「あさま動物病院様リフォーム工事」

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