第5章

軽井沢に来たのは「みどりの日」。
東京ではすっかり初夏でした。
不要なものはほとんど処分し、
コンパクトになった荷物を弟夫妻に手伝ってもらいトラックに積め
いよいよ新しい生活に向け
はっし〜ん!!!
家作りを自分達でやるので
三ヶ月だけ賃貸契約させてくれないかという、
嫌な条件に快く答えてくださった不動産屋さんのおかげ※1で
現場から車で5分程の場所にアパートを借りることが出来
まずはそこでの一時的な暮らしからのスタートです。
引越しの荷物を運び込む際心に誓っていたことがあります。
それは
「すぐにまた引っ越すんだから、荷物は出来る限り出さない!!」
です。※2
引越しって本当に労力を使うんですよ!!
三ヵ月後にまた同じことするのかと思うとそれだけで疲労感・・・。
あらかじめ最低限の洋服・食器の類を別梱包しておいたので
多少不自由はあってもこれでやっていくぞ!!!
て、
はずだったのに・・・。
荷物を運び込んだその夜・・・・・・。
「さ、寒くない?」
「寒い!寒い!!」
そうなのです・・・東京では本当に暖かかったので引越しのときに着ていたのは
半そでTシャツにジーンズ。
一体何事じゃ!とTVの天気予報を見てみると
「軽井沢の今日の最低気温マイナス1度」
「!!!!!!!!!!!!!!!」
そういえば、この町の中木々
まだ緑は僅かしか見られませんでしたもの・・・・。
大慌てで冬服、コタツ、電気ストーブの梱包を解き、
家族三人ぶるぶるしながら寄り添ってその夜は寝ました・・・・。
このとき思ったことは
「こんな寒いところで生きていけない〜〜〜!!!」
でした。
が、今では夏に群馬に帰ると
「こんな暑いところで生きていけない〜〜〜!!」
と、言うようになりました。
人間て、順応性が本当に良く出来ており、
今じゃ冬最高気温が「マイナス3度」なんて日でも
平気でセーター姿で庭にいられます。
その気になればどこでも暮らせるという良い例でしょうね(笑)
*
数日後、
このときまだ車を購入していなかった私達は小さな息子をベビーカーに乗せ
セーターをしっかり重ね着し50分程歩いて現場に出掛けました。
木々がようやく芽吹き始めた森は美しく・・・・・・と、書きたいところですが
寒くてそんな余裕無かったです・・・。
それでも現場に着くとその静けさや
花開き始めたスミレたちの姿に
「ついに、自然の中で暮らせるようになるんだ〜〜!」
と、心の底からうれしさが湧き上がってきました!!
そんな感動いっぱいの気持ちで
ふと、隣で広がる土地をじっと眺めている主人の顔を見ると・・・・
「・・・・・・・・・。」
その日の澄み切った青空が写りこんだ様な顔色をしていました。
きっと、
寒かったんでしょう〜ね〜!!
ははははは・・・。
いよいよ造成工事の始まりです!!
ちかり

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注意書き
1
ご存知のとおり、賃貸契約の際は敷金・礼金が発生します。私達の場合親切な大家さんのおかげでこちらは免除させていただきましたが、なかなかそうはいかないもの・・・。まったく異なった場所に引越し新築をされる際、また、リフォームの際にはこの費用も掛かることをお忘れなく!!
2
引越しは本当に労力を使います。これを業者に委託しても良いのですが費用はそれなりに掛かるものです・・・。その費用の予算もお忘れなく!!!! |
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